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方子妃

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枢密院議長 倉富勇三郎男爵の日記 大正09年12月09日

倉富&宮内官僚南部光臣の会話

南部◆女子学習院の卒業式の時、久しぶりにて方子妃をみたるところ別人の如く肥満せられおりたり。
倉富◆方子妃の肥満は頓着せざれども、李垠王の肥満には困る。
演習にて1貫ばかり減したるも帰京後1貫以上増したる由。
南部◆邸地狭きため運動できず。

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倉富日記 大正10年02月18日 

李垠王付事務官高義敬

独立を望む者は万事に不平なれど真面目な儒者らも、実は方子妃の事を喜びおらず。
先年李垠王が高宗の病気見舞に行かれたる時、高宗より「不思議なる事は汝にも予と同様のこと出来せり」と言われたる事あり。その趣意は、高宗が初め妃と為す事に定められたる婦人あり。その婦人をやめて他人を妃と為されたるが、先に定められたる婦人は終身嫁せずして独居せり。李垠王の為にも高宗が定めおかれたる婦人あり。その婦人が他に嫁せざるゆえ高宗は左の如く言われたる訳なり。
左の如き事情にて、高宗も李垠王が今の妃を迎えられる事はあまり喜ばれず。儒者なども同様なり。
現に昌徳宮に奉職しおる者にてもその考えを有しおる者少なからず。只今来りおる職員韓昌洙ですらも「李垠王は結局日本人とならるべし」と言いおりたるくらいなり。自分は妃は李家に貰いたるものにて李垠王が日本人となられる事なき旨を話して安心せしめおるも、やはり懸念しおる人あり。

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倉富日記 大正13年06月01日

倉富&朝鮮総督府官僚宋秉畯伯爵

宋◆李垠王と方子妃が余り仲が良すぎるゆえ妊娠せられざるならんとの談を為したり。
倉富◆結構なる事なれども極端なり。先日もバザーを催し方子妃の御出を請いたるに、李垠王も同行せられたる由。いつも両殿下同行と定まりおれり。
宋◆高宗も一たび定まれば決して離れざる癖ありたるが、その遺伝ならん。
倉富◆王殿下は遺伝なるべきも、妃殿下も同様なり。王殿下が演習に行く事も嫌い、一旦行きても病気になりて早く帰る様の事ありたるゆえ、母梨本宮伊都子妃に説き、王殿下より妃殿下に説かしめたる事もありたるが、妃殿下も同様なるゆえその効は少なかりし。昨年李垠王が京城に行かれたる時も、医師は妃殿下の健康上同行に懸念したれども、李垠王は「自分一人にて行けば妃がその為に病気になるゆえ是非同行す」と言われついに同行せられたるなり。
宋◆実に結構なる事にて、妃殿下の柔順にて何事も李垠王の指揮を待ちて決定し我意を張らるる様の事無きは実に有り難し。自分は高宗と厳妃との関係を熟知しおるが、厳妃は何事にても高宗の意に従わず必ず反対を主張する性癖あり。

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倉富日記 大正13年08月22日

高義敬

李垠王は性質が細かな事に気がつき過ぎる方なるところ、方子妃はまたその上に細かなる質なり。
両殿下はめいめい嗜好物を食せらるるも、召使などには残物も下されず、鶏卵も両殿下各2個宛4個のほか調理するべからずとの事に定まりおり。
妃殿下が来嫁せらるるにつき李垠王邸にては浴場を2ヶ所に設けたるも、1ヶ所は絶えて使用せらるる事なし。よりて侍女に問いたるところ、実は両殿下同時に浴せられ王殿下の背中洗いその他も世話も妃殿下自らなさるる趣なり。また両殿下同被にて寝ねらるる事は来嫁当初よりの事なる由にて、両殿下ともいまだ世情には通ぜずして、近来自ら処置せらるる事多く、そのため非常識のことも出来、これがため李垠王の面目にも関する趣の事なしとせず。

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倉富日記 大正13年11月03日

朝鮮総督府官僚篠田治策
徳恵姫は只今京城の日の出小学校に通学しおらるるところ、生徒の中には賤しき者もあり感化も面白からざるゆえ女子学習院に入らるる方よろしからんと考え、韓昌洙なども同様の意見を有しおれり。
韓昌洙の話にては京城にては適当なる夫たるべき人なく、朝鮮にては王女を娶る事は莫大な持参金をあてにするものにて、本人の為には決して幸福ならずと言いおれり。
宮内大臣牧野・宮内次官関屋に話したる所もちろん賛成にて、東京に学び内地人に結婚でもする事できれば本人の為に幸なる旨宮内大臣は話しおれり。
倉富◆それはもとより同意なり。また相当の縁もあるらん。既に方子妃の先例もあるにつき、華族には喜んで徳恵姫を娶る人もあるべし。
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by oMUGIo | 2001-12-31 00:00 | 皇族
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