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西園寺公爵家 清華家 その2

●公一 ゾルゲ事件に関係して逮捕・除籍される 芸者雛蝶/雪江と結婚
●二郎
●不二男 次代当主
●春子  住友友成夫人
●美代子 阿部一蔵夫人


●公一 ゾルゲ事件に関係して逮捕・除籍される 芸者雛蝶/雪江と結婚
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●春子  住友友成夫人
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●美代子 阿部一蔵夫人
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公一の妻 雪江夫人のインタビュー

雪江は群馬県館林の出身。
数え17歳の時、新橋で一流と言われた【河辰中】に預けられる。
当時【河辰中】は美人ぞろいで評判であったが、
【雛蝶】と呼ばれた雪江はたちまち売れっ娘になった。
無口で愛嬌に乏しいが、天性の美貌がものをいった。
雪江は公一に身請けされたのではなく、
2年の年季を勤め上げた上お礼奉公も済ませてから公一と事実婚に入った。

しかし新婚早々から公一はめったに家に帰ってこなかった
雪江は主人のいない西園寺家で家令や女中頭に囲まれてつらい日々を送る。
「私のことを奥さんとは見てくれないんです。
陰で『あの女、あの女』と言われて、長男一晃の事は『若様』と言って家令が抱いて寝る。
私には任せられないというわけなんでしょうけど。
時間が来たら起きて、時間が来たら寝る。格子なき牢獄ですよ。
パパは子供がいるから週に一回帰ってくるという風で、私に愛情なんてあったのかしら」
雪江は小さかった二男の彬弘を連れて熱海の西園寺家から小田原の別荘に逃げる。
「私宛てに手紙が来たんですが、『家風に合わないで出たものは仕方ないから帰ってこなくてもよい。
子供は迎えを差し向けるから渡せ』って言うんですよ。冷たい人だなと思って泣いちゃいました」

戦後は目黒に土地を見つけバラックを建てて住んだ。雪江は必死で働いた。
しかし公一は浅草橋に住みついて相変わらず家には寄りつかない。
赤坂に家を見つけ引っ越した。すると公一は浅草橋から目黒へやってきて別棟を建てて住んだ。
「あの人は、私のいない後にいない後に来るような感じでしたね」
公一はウィーンで開かれた世界平和評議会に日本代表として渡航する事になった。
3ヶ月分の生活費を置いていったが、3年も帰ってこなかった。

公一がやっとウィーンから帰ってきたと思ったら、今度は中国へ行くと言う。
ここで置いていかれたらいよいよ終わりだと思った雪江が同行を申し出ると、
公一は「どっちでもいい」と言った。子供たちに訊くと、長男は「嫌だ」と言った。
二男は「僕には父親はいないよ。いらないや、あんなもの」と言った。
しかし夫妻はやっと入籍して、一家で中国へ向かった。
13年後帰国、雪江は中国からの輸入品を扱う【雪江堂】を経営した。
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by oMUGIo | 2002-02-04 00:00 | 公家華族
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